第一回は『医療保険』、第二回は『終身保険』について話をしてきました。
今回は死亡保険の一種である『収入保障保険』について話をします。
前回はこういったお話をしました。
・遺族の生活費 ⇒残された配偶者やお子さんの生活費など
これに対して最も適した保険は収入保障保険という、毎月お給料の様に受け取れる死亡保険になります。
一家の主な稼ぎ手であるご主人が亡くなった時、残されたご家族は精神的・経済的にダメージを負われます。
特に経済的な面ではこれからの生活費のこと、お子さんの教育費のことで、不安だらけになることでしょう。
もしそんな時、ご主人の生前と同じようにお給料が振り込まれるとしたら、安心できませんか?
経済的な面で家族の支えになってくれるのが、生命保険が果たせる大きな役割だとも言えます。
さて、ではいったいこの収入保障、いくらの金額でいつまで設定すれば良いのでしょうか?
まず金額のところでは、現在の収入を元に考えます。
現在の収入からご主人の生活費を引きます。
この場合、概ね元の70%くらいになりますが、もちろん各家庭によって違います。
そしてそこから遺族年金を引くことが出来ます。
会社員の方なら遺族厚生年金となり、国民年金の方より多くなります。
生前のご主人の収入とお子さんが何人いるかで変わってくるのですが、
もし2人のお子さんがいれば、月々13万円~15万円はもらえると思って差し支えありません。
こうやって引き算をしていくと、意外に元の金額より少なくなってきます。
例えば元の収入が月30万円だとすると、以下の計算式になります。
30万円×70%=21万円(ご主人の生活費を引く)
21万円-13万円=8万円(遺族年金を引く)
残った8万円が『必要保障額』と呼ばれる生命保険で必要な金額となります。
そうすると金額は最低でも8万円あれば良く、心配ならこれを少し多めにしておくと良いでしょう。
そして期間は二つに分かれます。
お子さん独立までと、奥様が年金の受け取りを開始するまでの期間です。
この様に積み上げて考えていくと、死亡保障がいったいいくらあれば良いのか、
明確に分かってくるかと思います。
では最後にこの収入保障保険でよく使われる保険会社を下記に載せます。
【ノンスモーカー】
・損保ジャパンひまわり生命
・ソニー生命
・三井住友海上きらめき生命
【スモーカー】
・東京海上日動あんしん生命
・ソニー生命
・オリックス生命
・アフラック
タバコ吸わない方でしたら、ノンスモーカー割引の使える会社で計算してみてください。
圧倒的な安さです。
もし何年か前でノンスモーカー割引を使わずに入った収入保障保険でしたら、
変更することで安くなることも十分あり得ます。
上記を参考に保険会社選びをしてみてください。
お金の守りと攻めと3<収入保障保険>
