アメリカの著名な投資家ウォーレン・バフェット氏が、
自身の会社の株主に対してこんな手紙を出しました。
バフェット氏は株主への手紙で『資金は常にチャンスの方に流れていく。米国には数多くのチャンスがある』と。
『悲観的な予測ばかりする人は、極めて重要な点、確かな点を見逃している。
人類はまだまだ潜在能力を使い切っていない。潜在能力を解き放つ米国のシステムは健在であり有効だ』と。
バフェット氏は、住宅市場の回復が『およそ1年以内』に始まるとも予想。
『米国の全盛期が待っている』とも指摘しました。
バフェット氏の思惑通りに全てことが運ぶとも思いませんが、
少なくともこれまで世界の経済の潮流を読み、投資によって資産を築いてきた方です。
的外れなことは言わないでしょうし、多くの方が参考に動くことでしょう。
そこでちょっと予測を立ててみたのですが、1年以内というと、来年はアメリカ大統領選挙の年。
オバマ大統領は就任演説で『5年のうちに輸出を倍増する』と公約しています。
輸出を拡大し国益につなげるには、自国通貨を下げる(ドル安)が有利に働きます。
恐らくもうしばらくはドル安が続くでしょう(あくまでも個人的な意見)。
しかしドル安政策から来る輸出拡大と内需拡大で景気が持ち直してきたなら、
今度は一転して強いドル政策(ドル高)へと動いていくと思われます(これまた個人的な意見)。
本来的にアメリカはドル高で世界中のお金を集めたがってますから。
そう考えると今の円高は続いてもう1年~2年、米国の景気回復と共に次第に円安ドル高へといくと思われます。
外貨を買い込むチャンスもそう長くはないかも知れません。
そんなことをバフェット氏の記事から連想しました。