生命保険の負の部分に焦点が当たったドラマとはいえ、かなり重い内容のドラマですね。
とはいえ興味深く見ています。
今回の話は『死亡保険金の受け取り』についてでした。
自殺をした生命保険会社の社員が、自殺前に自分の加入する保険金の受取人を
婚約者(愛人?)に設定をし、自殺後その婚約者が保険金請求をするというものです。
結論から言って、現在ではこの様な契約は不可能です。
いわゆる『内縁』状態に当たるのですが、この内縁状態での受取人設定は、
条件がかなり厳しく設けられています。
そうそう簡単にできるものではありません。
例えばある保険会社の規定でははっきりと
『婚約者は入籍してから受取人手続きを』と書かれています。
よってドラマの様に婚約者の状態で受取人にすることはできません。
一定の条件がクリアーされれば内縁状態でも受取人となることは可能ですが、
何年以上一緒に生活をし、双方の住民票の提出が必要など、手続きは煩雑です。
私の身内で一件内縁状態による手続きをしましたが、保険会社から面接士と
呼ばれる人が訪問をし、生活の実態を調査するということがありました。
たまに『愛人を受取人にできるか?』ということを聞かれますが、100%不可です。
諦めてください。
まぁ、仮にあったとしてもここには書けませんが・・・。