生命保険には幾つもの種類があります。
死に関わるもの、医療に関わるもの、介護に関わるもの、貯蓄に関わるもの、と。
予算が合うなら全てをカバーすることで安心して生活を送ることができるのですが、
実際問題それが難しいこともあります。
ですので面談の現場で多い事例を使って、もし敢えて生命保険に優先順位をつけるなら
どういった順序になるので、考えをお話したいと思います。
保険のそもそもの役割は、突発的な何か(死亡や病気)が起きた際に、
経済的損失を埋めてくれるという点です。
2つの事例で比較したいと思います。
①突発的な何かが起きる確率は高いが、経済的損失は数十万円で済む。
②突発的な何かが起きる確率は低いが、経済的損失は数千万円する。
①と②、どちらの方が保険が活躍できるのでしょうか。
答えは②です。
①は最悪貯蓄でも何とかなるレベルであり、保険でなくてもいいかもしれません。
しかし②は貯蓄でおいそれと何とかなるレベルではなく、一般家庭では破綻する恐れがあります。
そう考えた時、①よりも②の方が、貯蓄よりも保険の方が有効な場面といえます。
『確率は低いが、いざそのことが起きると家計が破綻する可能性があるほど大変な状況』
が、貯蓄よりも保険の方が向いている場面と言えます。
では具体的にはどういった保険が①や②に該当するのか、次回のブログでご紹介したいと思います。
生命保険の優先順位<確率と経済的損失を元に考える>
