こんばんは。
2007年1月に9.4%だった住宅ローンの変動金利型の利用者は、
今年7月には47.8%と半数近くまで伸びた様です。
ものすごい伸び率ですね。
どうやら金融機関の強い後押しも要因としてある様です。
確かに長年低金利が続いていて、今のところ上がる気配を全く見せません。
そういった中で、1%そこそこでお金を借りられるのは、ものすごい魅力ですよね。
住宅ローンは借入の金額が大きいため、僅か1%の違いでも返済に大きく影響します。
しかし当然ながらリターンがあればリスクがあるのが金融商品の宿命。
市場金利が上がった時には、その利上げをもろに被るのが変動金利の特徴です。
中には上がる気配を見せ始めたら固定に切り替える、という方もいるのですが、
実際問題かなり厳しい選択を迫られることを自覚された方がいいと思います。
というのも、金利が上がる際は間違いなく長期金利から上がっていくので、
変動金利が上がり始める時にはかなり長期金利(固定金利)は上がってしまってます。
その様な状況で、果たして固定に換えることができるのか・・・?
変動金利であれば固定に比べて返済額は抑えられるはずです。
ですので、なるべくより多く返済にまわり、もし利上げが来たとしても
大丈夫な様に対処しておくのも、予防として必要かもしれません。
借り方に関しては、固定と変動のどちからがいいのかは、一概に言うこともできません。
各家庭の資金力や、ライフプランとも関係してきますので。
ただ、一般的に言われるのは、低金利時代にはなるべく長期固定で借り、
高金利時代には短期固定か変動にしておくのがセオリーではあります。