特にリーマンショック後、倒産する建築会社が多いです。
ニュースで大きく報じられたところをあげると、
静岡の富士ハウス、埼玉のアーバンエステートなどがあります。
着工途中で建築会社が破綻したらどうなるか。
工事はそこで止まり、払った代金は戻ってきません。
しかももし住宅ローンをすでに組んでいたなら、ローンの支払いは発生します。
代金を支払ったのに業者が倒産して完成しないなどの泣きを見ないためには、
工事の進行状況に合わせてお金を支払うのが基本です。
材料費など施工前にある程度の金額を支払うのは仕方ないとしても、
全体の5割以上を最初に支払うのは避けた方が良いでしょう。
『契約締結時に1割・棟上げの段階で5割・完成した段階で4割』と分けて支払えば、
途中で工事が止まっても手元にある程度の資金は残ります。
『先に払ってくれれば値引きします!』というのは危険な営業トーク。
支払い方法が納得できる業者を選ぶことが大切です。
また、倒産などで工事ができなくなった場合、追加の工事費用や前払い金の一部を
保証する『住宅完成保証制度』に加入している業者を選ぶなど、消費者側が
リスクに備えることも重要です。
他に取れる手段として、帝国データバンクなどの調査会社を使って、
建築を依頼する会社の経営状態を見ることです。
ダウンロード:帝国データバンクサンプル
たかだか480円でこういった企業情報を調べることが出来ます。
一生に一度の高い買い物です。
自分の身を守るために上手に活用してください。