またもややってきました。
10年に一度の大イベントが。
私が郵便局(当時郵政省)に入社して間もなく、
定額貯金の集中満期というのがやってきました。
ことの発端はさかのぼること30年前(1981年、昭和56年)。
定額貯金の利率はなんと12%もありました。
今からは想像もつかない高金利です。
トルコやブラジルの金利じゃないですよ。
日本の金利です。
6年で倍になる金利です。
郵便局の定額貯金は10年間同じ金利が続き、
最長10年で満期を迎えます。
10年後といえば1991年、平成3年。
バブル崩壊直後で、この時の金利は複利計算で8%もありました。
満期を迎えた多くの方が、そのまま定額貯金で預け替えをしました。
そしてそこから10年後の2001年、平成13年。
またもや集中満期がやってきましたが、もうこの時にはこれまでの様な金利はありません。
私がせっせと貯金営業をしていた頃です。
金利は低いながらも多くの方にそのまま預け替えをして頂き、
結局はまたもや定額貯金で眠ることになりました。
それから時を経て2011年、平成23年。
今年またもや集中満期がやってきました。
金利は前回同様、超低金利です。
しかしながら10年前とは違い、今はいろんな金融商品が巷に溢れています。
インターネットの普及により、海外投資も容易に行えるようになりました。
日本の財政破綻の可能性も言われています。
もし財政破綻にでもなろうものなら、日本で預けているお金は紙切れ同然となります。
そうでなくても、破綻のことが騒がれれば円安になることは避けられず、
円資産というのは相対的に目減りします。
ドルなどの外貨を持つことだけがリスクではありません。
円だけを持つ、外貨を持たないリスクというものも存在します。
こういったリスクを回避するには、分散して持っておくことが必要でしょう。
また、海外に目を向ければ、20年前の日本の様な高金利の国が幾つもあります。
そういったところでお金を預けておくことが、賢いお金の預け方と言えるでしょう。
少しでも金利の高い預け方を知りたい、
万一の財政破綻に備えてお金を分散しておきたいという方は、
お問い合わせよりご相談ください。