ガンと聞いて、どんな病気を想像されますか?
一昔前は不治の病と言われ恐れられた病気ですが、
今ではだいぶ様子が違ってきています。
すぐ死に直結することは少なくなり、早期発見や治療の進歩により、
普段の生活を送りながら長きにわたり治療を続けることが増えてきています。
その結果人々の心配ごともだいぶ変わってきている様子です。
リサーチ会社『日本能率協会総合研究所』の調査で明らかになりました。
日本人の死亡原因の1位であるがんになった場合に心配なことについて、
『死』よりも『治療費(経済的負担)』を挙げる人の方が多いことが分かりました。
複数回答で聞いたところ、『治療費(経済的負担)』が72.3%で最も多く、
以下は『死』(55.5%)、『痛み』(53.3%)と続いています。
同研究所では、がんになった場合に心配なことについて、『病状の重度にかかわらず、治療費が
家計に影響を与えるという点が、現在の経済状況も反映して最も大きな心配事になっている』と指摘。
更に、過半数が将来がんになる可能性を感じていることなどから、『がんについて、【誰もがなり得る疾患】として
理解が進んでいることもあり、がんを受け入れ、『死の恐怖』以上に、現実的な『お金の問題』を気にする結果に
なったのではないか』としています。
調査は昨年12月21日から27日にかけてインターネット上で実施し、
全国の20-69歳の男女1000人から回答を得ています。
こういったことも背景にあり、ガン保険の内容も10年前20年前と比べ変わってきています。
大きな変更点としては、入院重視だった保障から通院や診断一時金重視に変わってきており、
あまり入院をしなくなっている昨今の医療現場を表しています。
もし10年前20年前に加入をしてそのままにしているガン保険があったら要注意です。
現代の治療に適していない可能性もあります。