金融機関が必ずしも顧客第一の商品提供をするとは限らないって知ってましたか?
今日はちょっとした暴露話をします。
金融機関には大抵『系列』や『グループ』といったものが存在し、
商品提供に当たってはこの系列やグループといったものが優先されます。
私が住んでいる長野県で最大手の地銀『八十二銀行』を例にします。
上の図は八十二銀行の主要株主ですが、八十二銀行は三菱系列です。
生い立ちそのものに三菱は関わっていませんが、筆頭株主は三菱東京UFJ銀行であり、
その他大株主に明治安田生命・東京海上日動火災といった三菱系の会社が名を連ねています。
八十二銀行でDCカードを勧められたことないですか?
あのDCは元々は『ダイヤモンドクレジット』という社名のブランドです。
ダイヤモンドって聞いて何か思い出しません?
そう、三菱のマークです。
八十二銀行で取り扱いをしている投資信託のラインナップを見てみました。
全部で24種類あるのですが、そのうち8種類、つまり1/3が三菱UFJ投信の投資信託です。
生命保険は東京海上日動あんしん生命を販売しています。
これもやはり三菱系の保険会社です。
お分かり頂けますか?
銀行はお客様に取って得と思えるものをラインナップに備え案内している訳ではありません。
系列を優先し、なるべくならグループの商品が売れるようにお勧めしてきます。
果たしてそんな金融機関で、最高の商品アドバイスを受けられますか?
ましてや中立・公平といった立場でのアドバイスをしてもらえますか?
銀行は安心と言う方もいますが、そんなのはまやかしです。思い込みです。
銀行の窓口は通しても、結局購入するものは保険会社や証券会社の商品です。
銀行の信用度とは何ら関係はありません。
私はそういった縛りがあっては最高のサービス提供ができないと考えたので、
系列に一切とらわれない独立系FPとして活動しています。
保険商品も投資信託のラインナップも、銀行では遠く及ばないほどの商品数を取り扱っていますし、
全ての金融商品を組み合わせた総合的なコンサルティングを行っております。
今回は銀行を例にして話をしましたが、例えば野村證券だろうが同じことが言えます。
窓口の方や営業担当者は顧客第一でサービス提供したいでしょう。
しかし残念ながら会社のシステム(仕組み)がそうはなっていないのが現状です。
金融機関の窓口に相談をする際は、こういったことを念頭に相談をして頂ければと思います。