前回の記事で、まずはニーズをお聞きしたことをお伝えしました。
今回はそのニーズを元に、最も適正なファイナンシャルプランを作成し、ご提案致しました。
すでにお入りの生命保険もあったのですが、一部変更をするご提案も行いました。
同じ保障なら他社の方が安いものもありましたし、保険での貯蓄はなるべく避けるようご提案を。
前回もお話しましたが、なるべくなら保険での貯蓄は止めておいた方がいいです。
そこには “保障代” も当然含まれますので、割高になりがちです。
もちろんただ銀行に置いておくよりはよほど良いのですが、増え方に順位をつけると以下の通りです。
預金 < 貯蓄性保険 < 国内証券 < 海外証券
預金や貯蓄性保険は、利回りはほぼ確定しておりその点では安心ですが、
債券や投資信託(ファンド)といった金融商品と比べると利回りは見劣りします。
ここで必ず出てくるのがリスクな訳ですが、リスクも特性を知った上でコントロールすれば、
ゼロには出来なくても低くすることは可能です。
というか、そもそも預金から始まり、保険もそうですが、リスクゼロなんてあり得ませんよ?
銀行や保険会社にも破綻リスクはあります。
『銀行にはペイオフがあるから1,000万円までは大丈夫!』
本当にそう思いますか?
同時に幾つもの銀行が破綻して、今の国の財政状態で支払い可能だと思いますか?
もっと言うなら、そのバックについてる国でさえ財政は火の車ですよ?
また、保険会社も会社によってリスクが違います。
破綻リスクの高い会社から低い会社まで様々なので、それを知る必要があります。
債券や証券も、その性質によってリスクは様々です。
日本人は世界的に見ても金融に関する知性が遅れていると言われています。
学校や家庭で全く教育をしないので仕方ないかも知れません。
だからといって勉強しなくてもいいのかというとそうではなく、
本当にお金と上手に付き合いたいと思うなら、勉強は必要だと考えます。
リスクは避けるべきものではなく、いかにつきあうかが大切です。
それをあらかじめ知っておくことが学習とも言えるでしょう。
今回の面談は2時間となったのですが、その間ご夫婦は一生懸命メモを取られ、
少しでもお金のことについて学びたいという意欲を感じました。
そしてご提案内容も大変気に入って頂き、次回プランの実行に移したいとのご依頼を頂戴しました。
自分の学んできたことで人のお役に立てることを嬉しく思いますし、
今後も貢献ができるよう成長していきたいと思っています。