昨日は定期保険についてお話をしました。
今日は定期保険に満期金の付いた養老保険について話をしていきます。
定期保険の特徴として、かけ捨てであり、安く大きな保障を備えられると話しました。
この定期保険に満期金を付けることで、かけ捨てでなくすることができます。
昨日の例でいくと、30歳男性が60歳で満期が来る死亡保障1,000万円の定期保険に
加入しようとすると、月々3,800円になります。
これに満期金が付くと、26,240円になります。(東京海上日動あんしん生命での計算)
死亡時に1,000万円受け取れるというのは定期保険と同じなのですが、
60歳まで何事もなく無事に来て満期となると、生きたお祝いとして1,000万円受け取れることができます。
実際問題30歳男性が60歳時点でどれくらいの確率で亡くなっているのかというと、わずか10%です。
この10%の方々しか生命保険は受け取れないわけです。
この10%を恐れて生命保険に加入をするわけです。
この10%が多いのか少ないのかの判断は個々に任せるとして、
90%の方は定期保険だとかけ捨てて終わるわけですね。
保険を使わなくて良かったね!となるのか、
使わなくてもったいなかったね・・・ となるのか、これまた個々の判断に任せます。
もったいなと思う方も、かけていた保険料が全て保険会社へいくわけではないことを理解しておいてください。
皆さんが使わなかった分、誰か別の方が受け取り、生活を立て直すことが出来ています。
さて話を戻しまして、定期保険ならかけ捨てとなるところが貯蓄タイプに代わるのですから、
これでしたら払った保険料も無駄にはなりませんよね。
保険料が26,240円なので、30年間の総支払い額は約944万円になります。
満期での受け取りが1,000万円なので、差し引き56万円も増える計算ですね。
養老保険の特徴としては、保険料が高いことと、満期金があるという2点です。
専門用語で『生死混合保険』と言うのですが、死んでも生きてもOKということです。
郵便局やJAが養老保険を多く扱ってきました。
私が郵便局員時代にも多数満期金をお届けしてきましたが、
中には払った金額の倍近くを満期で受け取る方もいました!
バブルの時代は貯金金利だけでなく、養老保険の率も良かったですからね。
今は全く増えませんし、逆に支払いの方が多いことの方がほとんどです。
ですので養老保険に加入をされる場合は、くれぐれも率を良く見るようにしてください。
確かにかけ捨てにはなっていませんが、必ずしも増えるとは限りませんので。
そして養老保険の発展タイプが『学資保険』です。
お子さん0歳の時に加入して18歳の時に満期で受け取るというあれです。
お世話になった方も多いのではないでしょうか。
若干養老保険と違うのは、養老保険だと契約者(例えばお父さん)が亡くなった時は、
保険金として即受け取れるのですが、学資保険だと支払いが免除となり、
決めてあって満期時に約束通り満期金が受け取れるという仕組みになります。
この学資保険も養老保険と同じで、貯まってはいても増えるとは限らないので、
やはり 【満期金額】-【総支払い額】=??? の計算で、増えるかどうかを見ていく必要があります。
以上が養老保険の仕組みとなります。
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明日は定期保険に満期金が付いた『終身保険』を見ていきましょう。