4日間続いた生命保険の基礎学習も最終日となりました。
◆1日日<定期保険>
◆2日目<養老保険>
◆3日目<終身保険>
本日はこれまでの学習の応用編ということで、日本が最も多く加入している
『定期保険特約付終身保険』について学習していきます。
これは初日に学んだ『定期保険』と昨日学んだ『終身保険』を組み合わせたもので、
何も難しいことはありません。
皆さんこの保険の説明を聞いて難しいと感じたのであれば、
それは保険が難しいというよりは、説明してくださった方の問題だと思います(笑)
この保険の特徴としては、終身保険で一生涯の保障を確保しながらも、
大きな保障が必要な若い時には定期保険で高額保障を準備するという点にあります。
例えば30歳男性が終身200万円で60歳まで800万円ある定期保険特約を付けた場合、
東京海上日動あんしん生命の計算で6,472円になります。
これの内訳は以下の通りです。
◆終身保険200万円・・・3,552円
◆定期保険特約800万円・・・2,920円
特約というのはオプションのことで、任意で付ける付けないを選べます。
車のカーナビなんかのオプションと同じです。
終身保険部分は昨日話した通りかけ捨てではないですが、
定期保険特約部分は初日に話した通りかけ捨てとなっています。
本当にこの組み合わせで何もややこしいことはありません。
あとはこれに病気やケガの時の医療保険が付いていたり、
三大疾病や介護の時に一時金がオプションで付いていたりで、
元となる考え方は変わりません。
日本の大手保険会社が好んで販売している保険形態で、
最近ですと『アカウント型』や『自由設計』と呼んでいたりしますが、
結局はこの定期保険特約付終身保険と大差ありません。
注意点としては、この保険の場合確かにかけ捨てではないのですが、
実際問題貯蓄部分はかなり少ないということです。
払った以上に戻ることはまずあり得ません。
そして特約部分が10年更新のことも多く、その場合は更新する時に保険料が1.5倍~2倍ほど上がります。
更新タイプは若い時には安く保険に加入できていいのですが、歳を取るこごとに高くなっていき、
50代になってからの更新時にはもう高くて更新できないという方も何人も見てきました。
加入する際に目先の保険料だけではなく、将来更新する時にいくらになるのか、
トータルの支払いはいくらなのかまで押さえておく必要があるでしょう。
もっとも更新タイプを選ぶくらいなら、更新せずに保険料が一定のものをお勧めは致しますが・・・。
以上が定期保険特約付終身保険の仕組みとなります。
4日間に渡り生命保険の基礎をお伝えしてきましたが、ご理解頂けましたでしょうか?
更に突っ込んだことが聞きたいという方は電話がお問い合わせフォームよりご連絡ください。
連絡先:0266-82-4710
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大型連休も今日で終わりです。
明日からまた日常に戻る方も多くいると思いますが、
休みぼけに負けずやっていきましょう!