ファイナンシャルプランナーは、日々お金に関わる仕事をしています。
◆利率の良い銀行預金
◆保険の適正な加入の仕方
◆有利なクレジットカードの使い方
◆住宅ローンの組み方
◆利率の良い運用の仕方
◆相続の問題
◆税金の対策
少しでもお客様にとって有利な情報提供ができる様、
日々こういったことを研究し続けています。
その中で避けて通れないことが『リスク』とどう向き合うかということです。
結論から言って、リスクがゼロのお金の置き場所は存在しません。
例え銀行預金であれ、手堅い運用と言われる国債であれ、リスクがゼロという訳ではありません。
銀行には倒産リスクがありますし、いくらペイオフがあるとはいえ、
もし同時にいくつもの銀行が破綻しても支払が保証されるかは分かりません。
国債についても国が潰れない限りは大丈夫な訳ですが、
その国が潰れてしまえば紙くずになってしまいます。
リスクというと株や外貨預金などにだけつきものと思われがちなのですが、
実際のところはどんな預け方をしたとしてもリスクは常に存在します。
例えていうなら、車を運転する限りリスクがゼロにならないのと同じです。
いくら自分が気をつけていても向こうから突っ込んでくるリスクがありますし、
整備の行き届いている車がいつ故障するかも分かりません。
事故を恐れて本当にリスク回避をしたいなら、車を運転しないという選択をするしかありません。
お金を失うリスクを回避したいなら、究極的にはお金を持たないという選択しかないかもしれません。
しかし上記の方法はいずれも非現実です。
ではどうするか。
そのリスクとうまく付き合っていくということでしょう。
お金の置き場所は様々ありますが、それぞれの場所がどういったリスクがあって、
どうすればうまくそのリスクと付き合いリスクを軽減できるか。
そういった考え方が、お金と向き合っていく際に必要な気が致します。
また気をつけて頂きたいのが、自分ではリスクを取っていないつもりでも、
実は専門家の目から見たら大きなリスクを取っている場合があるということです。
こういったことは長年学習をしてきた専門家にしか分からないこともありますので、
ご自身の努力プラス、専門家の知恵を借りることを忘れないでいてほしいと思います。