アメリカの債務上限引き上げについて話し合いが続いていますが、
もし米国債が債務不履行(デフォルト)なら、株価は30%下落すると報道されました。
また、デフォルトしなかったとしても、国債格下げの確率は50%としています。
これはクレディ・スイスのコメントで、デフォルトはしないだろうとしながらも、
米国債の格下げ確率は50%と見ていて、そうなればアメリカのみならず、
世界中に影響を及ぼしそうです。
米国債の保有No.1は中国、No.2は日本です。
お金を貸しているこれらの国が、まずは影響大と言えます。
貸しているお金が返って来ない可能性が高まるわけですから。
次に米国債がデフォルトすれば長期金利が上がり、景気回復に水を差します。
株価の下落につながり、世界同時株安にもなりかねません。
サブプライム問題、リーマンショックを乗り越えなんとかヒーヒーのところに、
トドメを刺すかのような一撃です。
とは言え議会の決着が付き債務の上限を引き上げられたとしても、
結局は借金が増えるだけで、問題の先送りです。
この辺は日本も他国の心配をしてられませんが・・・。
借金を踏み倒せたらどれだけ楽だろう・・・ という心の声が聞こえてきそうです。
まだ備えをしていない方で何か今からでも準備がしたいという方は、
スイスフランを買う、金(ゴールド)を買う、株価指数オプションのプットを買う、などで対処してください。
万が一の際に多少は傷を和らげられるはずです。