国内最大の公募投信である国際投信の『グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)』の
3日時点の基準価額が、設定来安値の5,044円を付けました。
投資信託のルールとして基準価格は10,000円からスタートするので、ちょうど半減した格好です。
では保有していた方が損をしたのかというと必ずしもそうではなく、
既払い分配金は累計で6,941円で、設定来からのホルダーは元本割れしていない計算です。
分配金があるタイプのファンドはちょくちょく入金があって嬉しい反面、
複利運用ではなく単利運用となるので、運用効率から言えば分配しないタイプより劣ってしまいます。
分配金で生活するなどの資金需要があれば分配金も生かされるでしょうが、
当面使う予定がなく置いておけるお金であれば、分配がなく複利で運用されるものの方が効率は良くなります。
投資商品を購入する場合はこういった点にも注意して購入する必要があります。