以前から話題にはなっていた東京証券取引所(東証)と大阪証券取引所(大証)の
合併が、ようやく形になりそうです。
東証は現物に強く、大証は先物やオプションなどのデリバティブに強いという特徴があり、
この両社の合併は事業の相乗効果があると思われます。
これまでは国内の競争だけを意識していればよかったでしょうが、
投資のグローバル化に伴い世界の証券取引所との競争となってきます。
国際競争力を強めるためにも、合併は必須だと思われます。
ここで厄介なのが、独占禁止法という法律です。
『健全で公正な競争状態を維持するために独占的、協調的、
あるいは競争方法として不公正な行動を防ぐこと』
今回の合併が市場占有率が高く、この法律に引っかかる恐れがあります。
しかし国際社会で戦っていくのにそんな呑気なことも言ってられないでしょう。
公正取引委員会がOKを出すことを期待したいと思います。