膵臓ガンはガンの王様とも呼ばれています。
発見が難しく、体調不良などで分かった時にはすでに進行していて治療ができないことが多いです。
治癒率も低く、ガンの中でも特に膵臓ガンは厄介な存在と言えます。
更に厄介なのが、体の奥の方にある関係上、
針を打ち込んで細胞を取って悪性か調べるのが難しいというのがあります。
そのために膵臓ガンの『疑い』の段階でお腹を切り、直接細胞を取って調べるしかなかったようです。
それでもしガンでなかった場合には切る必要がなかったということにもなり、できれば避けたいところ。
そんな厄介な膵臓ガンですが、画期的な検査方法があることを先日知りました。
『EUS-FNA』という検査なのですが、内視鏡を胃から入れ、
その胃から膵臓に向かって針を刺し細胞をとるという検査方法です。
このやり方だとお腹を切ることもなく麻酔のみで細胞を取ることができるので、
体にかかる負担はかなり少なくなり、悪性か良性かを簡単に調べることが出来ます。
技術的にはかなり優れているのですが、そうなると当然腕の立つ医師でないとできません。
現在この検査を受けられるのは以下の6つの病院です。
◆福島県立医科大学附属病院
◆埼玉医科大学国際医療センター
◆東京医科大学病院
◆がん研有明病院
◆岐阜大学医学部付属病院
◆愛知県がんセンター中央病院
万が一ご自身や身近な方に膵臓ガンの疑いを指摘された方がいたらぜひ教えてあげてください。
最先端の膵臓(すいぞう)ガン検診<EUS-FNA>
