保険会社は預かった保険料をただ置いておくことはなく、運用を行っています。
運用の仕方は株や債券や不動産など、多岐にわたっています。
資産規模からや事業の内容から言って、損害保険の会社の運用については
あまり気にする必要はありません。
損害保険会社はそもそもの預かり保険料は生命保険に比べて小さいですし、
ほとんどの契約が一年更新なので、契約者はいつでも気軽に他社への切り替えができるからです。
問題は生命保険の方です。
預かり保険料が大きい上に、契約期間も長いです。
そうすると、契約者にとって会社の健全性を気にしないといけないのは、生命保険会社になります。
なぜ保険会社の運用方針まで気にしないといけないのか?
理由は、保険会社が運用に失敗して損失を出した時は、最終的にはお客様の契約に関係するからです。
最悪会社が破綻した場合には大幅な減額も覚悟しなくてはいけません。
運用ですが、債券運用しかしない手堅い会社もあれば、株式を保有して積極運用をする会社もあります。
特に積極的な運用をしているのが昔ながらの日本の保険会社です。
その中で日経平均から、大まかな利益・損失を計算することもできます。
下記のそれぞれの会社は、日経平均が以下の金額以下になると損失を抱えます。
◆明治安田生命 6,900円
◆太陽生命 7,000円
◆大同生命 7,600円
◆日本生命 7,900円
ただこれはあくまでも計算上のことなので、実際の数字とはズレがありますが、
それでも上記の会社は株式の保有が多く、相場の影響を受けやすい状況にあるということは
間違いありません。
私の考えでは、保険会社はリスクをとって運用をすべきではないと思っていますので、
お客様には安全な運用をする会社をご案内する様に心がけています。