諏訪市で60代夫婦の資産運用相談をお受けしました。
ご主人はあと3年で退職、奥様は現在パートでお勤めです。
老後の生活を実りあるものにするため、資金計画を立てたいということで相談されました。
これまではご自身で株式や投資信託での運用をされてきており、投資に対しては前向きでした。
しかしながらこの夏の株式市場の暴落により、大きな損失を抱えられています。
ご夫妻の希望としては、手持ちの資金を減らさない形で運用をし、
そこから生まれる利息や配当に年金を合わせた収入で今後やりくりをしていきたいとのこと。
まずはのご提案で、現在お持ちの株式や投信を、全てかほとんどを売却されることをお勧めしました。
何故なら、今後の生活資金の元金となる大切なお金を運用するにあたり、
現在のポートフォリオではあまりにもリスクが高すぎるからです。
若い世代でまだこれから収入が入ってくる段階であれば、仮に損失が出ても追加投資ができるので
リカバリーはききますが、もう今後は資金の追加投入は難しくなるので、リスキーな投資は避けた方が良いです。
今後は変動率の低いものへ資金をシフトし、増やすことよりも減らさないことに重点が置いた方が良さそうです。
もちろんこういった方針が誰にでも当てはまる訳ではないので、
個々の事情に合わせて適切にプランニングをする必要があります。