日本はもう10年以上もほぼゼロに近い金利です。
もはやお金を預けて増えるということは遙か昔の出来事になってしまいました。
その中海外では、未だに高い預金金利を受け取れる国もあります。
最も身近なところではオーストラリアでしょうか。
オーストラリアドルの1年満期の定期預金は住信SBIネット銀行で4.3%もあります。
100万円預ければ、1年で43,000円の金利が付く計算です。
非常に魅力的ですね。
しかし残念ながら、良い面ばかりでもありません。
為替手数料がかかるのと、為替の変動によっては元本割れの可能性すら出てきます。
為替手数料は、両替手数料のことです。
銀行もタダではオーストラリアドルには両替してくれませんので、手数料を支払う必要があります。
これが以外に馬鹿にならない費用がかかります。
そして為替の変動リスク。
4.3%の金利がついても、満期で日本円に戻す際4.3%以上円高が進んでいたら、
実際の受け取りは増えることなく戻ってきます。
この為替の変動幅ですが、9がつも10月もそれぞれ1ヶ月間だけで15%も動いており、
満期のタイミングが悪いと、大きく損をすることさえあり得ます。
もちろん逆のことも言えて、満期の時に円安になっていれば金利+為替差益で大きく増やすことも可能です。
ですが、1年も先のこと、読み切れる自信ありますか?
外貨預金はこういったリスクが存在するので、取り組む際には良く検討した上で行うことが重要となります。
目の前の高金利に釣られて安易にやっては後々悔やむことになりかねません。