イタリアが、国を挙げての国債購入キャンペーンを打ち出しました。
債務危機で国債価格急落に見舞われている事態を憂慮し、イタリア銀行協会(ABI)は25日までに、
11/28と12/12を国債デーと銘打ち、国民にイタリア国債購入を呼び掛ける異例のキャンペーンを始めました。
国民の買い支えで相場の値崩れを防ぎ、国債の信頼性を少しでも高める狙いです。
キャンペーンには約100の金融機関が参加。
一般市民や企業など幅広い投資家に11/28は既発債、12/12は新発債の購入を促します。
その際通常の国債購入時にかかる銀行手数料は無料にする様です。
イタリア国債は、巨額の政府債務残高を背景とした返済懸念から売り圧力が強まっています。
先日ドイツの国債も完売することなく残りました。
EU圏では最も財務状況が良いとされているドイツですが、
そのドイツでさえも資金調達が困難になってきています。
日本も対岸の火事ではなく、借金の残高では桁違いですので、笑い事では済まされません。