ここ最近で、ジェームス・スキナー著作の『略奪大国』を読んでいます。
ジェームス・スキナーといえば『成功の9ステップ』や書籍『お金の科学』でも有名な方です。
私がセミナーや個別面談でお話していることが、非常に分かりやすく書かれていました。
とても大切なことなので、数日に渡ってブログでご紹介したいと思います。
過去のブログでも度々話題にしてきましたが、日本の財政の悪さは世界ナンバーワンです。
1,000兆円を超える借金(国債残高)を抱えてしまっています。
もはや返せるレベルではないでしょう。
お金を借りているということは、裏を返せば貸し手がいるということです。
ではいったい誰が日本国にお金を貸しているのでしょうか?
それは国民一人一人が、間接的に貸しているのです。
日本国債の95%は国内で消化されており、買い手は金融機関。
銀行・郵貯・保険会社・公的年金などの金融機関です。
ではそれらの金融機関のお金はいったい誰のものか。
金融機関の自前のお金(自己資本)は僅かなもので、ほとんどが顧客からの預かり資産です。
お客さんから預かったお金を国に又貸ししているという構図ですね。
では国は借りたお金を戻ってくるあてのあるところに使っているのか。
答えはNo。
大半が社会保障に消えた様に、戻ってこないところへ使われています。
戻ってくるあてのないところにお金を注ぎ込み続け、その資金は新たな借金でまかなう。
続くわけがありません。
ゆくゆくはギリシャ・イタリアの様に、国家の破綻<デフォルト>が起きることは必然です。
ではいったいつそのタイミングがやってくるのか。
著書の中では『3~4年』で限界が来るとあります。
2014年~2015年あたりということです。
どういった状態がデフォルトと定義されるか。
そしてデフォルトが起きるとどうなるのか。
次回のブログでお伝えします。