大手損害保険グループのNKSJホールディングス傘下で国内2位の損保ジャパンと
国内5位の日本興亜損害保険は、2014年度前半をめどに合併する方向で最終調整に入りました。
業績が厳しいため、合併による合理化が避けられないと判断した様です。
単独の損保としては、東京海上日動火災保険を抜いて国内首位となります。
両損保は3月末にも正式に合併を決める方針。
損保の売上高にあたる『正味収入保険料』は合併により計約1.9兆円になり、
東京海上日動火災の約1.7兆円を抜きます。
NKSJは昨年9月にまとめた経営計画で、今は分かれている両損保の基幹のすべてのシステムを、
2014年4月に統合することを決めました。
システム統合とほぼ同時期に合併まで踏み込み、一つの会社にすることでさらに効率化を図ります。
すでにグループ会社であった2社ですが、いよいよ統合です。
これで残す合併はMS&ADグループの三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の合併です。
まだ情報は入っていませんが、いずれは合併となるでしょう。
そうすると国内3メガ損保と、AIU・富士火災・アメリカンホームの『チャーティスグループ』と、
大きくは4つのグループに分類されることになります。
縮小しゆく国内では、生き残りをかけるのに各社必死です。