生命保険の相談の際、家族の寝たきり、
いわゆる介護の心配をされる方が少なくありません。
介護に対してどう備えるか、これはかなり難しい問題です。
介護の状態や、それに対する備え方が多岐にわたるため、
皆さん相当悩まれます。
厚生労働省発表の『介護給付費実態調査月報』によると、
平成24年2月時点での介護認定を受けている方は約430万人になります。
同じく厚生労働省発表の『患者調査』によると、
平成20年のガンでの入院患者数は約159万人になっているので、
介護が必要な人はガンの入院患者の倍以上いるということになります。
介護特有の問題としては、終わりが見えづらいということがあると思います。
一度介護状態になってしまうと、病気の様に良くなるということが難しく、
介護が長年にわたることもざらです。
統計上は介護の平均年数は7~8年です。
その他では、自宅介護の場合、24時間365日看る必要があるということでしょうか。
入院であれば見舞いには行っても、基本的には医者や看護師に任せることができます。
しかし自宅介護はそうはいきません。
仕事を辞めないといけなかったりと、家族の負担は計り知れません。
そうなると当然金銭的にもきつくなります。
まだまだ言い出せばきりがないですが、介護の問題はかなり深いと思います。
家族が介護状態になった時、自宅になるのか施設になるのか。
誰が看るのか、費用負担はどうするのか。
まずはそういった総合的なプランニングが必要かも知れません。