日本生命保険は2013年度の運用計画で、国内の低金利が続いた場合には
外債投資を増やす方針を発表しました。
その他明治安田生命や三井生命保険など、その他生保各社も外債の積み増し計画を明らかにし、
企業年金にも運用見直しの動きが見られます。
国内生保の総資産は、今年1月末時点で300兆円を超えており、
そのうちの約半数は日本国債で運用されています。
300兆円というと、2012年末の東京証券取引所の時価総額が約300兆円であり、
東証の上場企業を全て買うことができる規模です。
恐ろしいほどの巨額資金です。
今回の外債購入が一段の円安につながる可能性もあり、
今後の生保・年金マネーの動向が注目されます。