2年前の記事ですが、こんなデータを見つけました。
こくない銀行の多くはたいしたリスクを取らずに多額の利益を計上していますが、
その運用手法は多くの方がご存じの『国債運用』です。
国債金利は1%台とかなり低いですが、それでも元金が何千億・何兆円となれば、
1%の金利でもかなりの利息が付きます。
その元手がほぼ0%で国民から借りている資金ですから、
0%で借りて1%で堅く運用するという、トレーダーとしてはかなり能力の低い運用と言えます。
というか、国債買うなんてずぶの素人でもできます。
機関投資家がやる投資じゃないですね。
2010年3月期にはなりますが、みずほ銀行3.5%、三井住友銀行3.1%、
三菱東京UFJ銀行が1.5%となります。
この時の10年物国債が1.2%程度なので、話になりません。
これが世界市場で競争に晒されている優秀な金融機関はまるで違います。
例えば投資銀行ゴールドマン・サックスなどは、12.8%もの利回りを叩き出し、
国内メガバンクの4倍もの利回りとなっています。
他にも国内銀行は、融資をする際これでもかと保証人や担保を要求してきます。
住宅ローンを例に取ると、連帯保証人をつけ、保証協会の保障をつけ、しかも家と建物を担保にとる。
こんなものは投資というには値しない、お金さえあれば誰でもできるド素人の融資です。
優秀な金融機関と言うにはほど遠い存在です。
日本にもリスクを取って融資や投資を行う金融機関が現れてほしいと願いますが、無理でしょうかね。