これまで遺産分割と納税について記事にしてきました。
■FPによる相続相談<相続3つの対策> 過去の記事
■FPによる相続相談<遺産分割①> 過去の記事
■FPによる相続相談<遺産分割②> 過去の記事
■FPによる相続相談<遺産分割③> 過去の記事
■相続マメ知識 ~カネのない家ほどもめます・・・ 過去の記事
■FPによる相続相談<納税①> 過去の記事
■FPによる相続相談<納税②> 過去の記事
■FPによる相続相談<納税③> 過去の記事
■FPによる相続相談<税軽減①> 過去の記事
基礎控除以上の資金を贈与して、
わざと納税しつつ大きな資金を移転する方法について話します。
まずは、ざっくりと各金額ごとの贈与税を計算します。
110万までの贈与 ・・・ 贈与税0円
200万の贈与 ・・・ 贈与税9万円(正味贈与金額191万円)
300万の贈与 ・・・ 贈与税19万円(正味贈与金額281万円)
400万の贈与 ・・・ 贈与税33.5万円(正味贈与金額366.5万円)
500万の贈与 ・・・ 贈与税53万円(正味贈与金額447万円)
600万の贈与 ・・・ 贈与税82万円(正味贈与金額518万円)
700万の贈与 ・・・ 贈与税112万円(正味贈与金額588万円)
800万の贈与 ・・・ 贈与税151万円(正味贈与金額649万円)
900万の贈与 ・・・ 贈与税191万円(正味贈与金額709万円)
1,000万の贈与 ・・・ 贈与税231万円(正味贈与金額769万円)
という計算になります。
贈与金額が大きくなるに従って税金も増えていきますが、
500万までだと贈与額に対する税率は5~10%程度となります。
ある程度のまとまった金額を早々に移転したいという方は、
基礎控除分の110万円だけではなく、贈与税を支払ってでも
大きな金額を移していくのは選択肢の一つかも知れませんね。
まぁ、少ないとはいえ、税金を払うのは苦痛かも知れませんが。。。(笑)
この暦年贈与とは別に『相続時精算課税制度』という生前贈与の方法もあります。
こちらの方法を使うと、2,500万円という大きな特別控除を受けながら贈与できるので、
大きな資金をまとめて移すのに適しています。
この相続時精算課税制度については次回の記事で。
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FPによる相続相談<税軽減②>
