かんぽ生命の営業体質の悪さが日に日に露呈していますね。
前回のブログ(クリック)で郵便局の営業体質について記事にしました。
今回はその第二弾で、何故不適切募集に走ったのかについて話します。
現場は大半真面目です。
お客さんのお役に立ちたいと思い日々活動しています。
これはきっと、どの職場でもそうじゃないでしょうか。
前回のブログ(クリック)で強烈なノルマ、劣悪な商品が
強引な営業を誘因してるという話しをしました。
実は原因はそれだけではありません。
人の給与明細って気になったりしませんか?(笑)
まずはこれを見てください。
他でもない、私自身の平成11年4月(当時22歳)の給与明細です。
こういうの結構マメに取ってあるんですよねー(笑)
基本給は162,100円です。
国家公務員とはいえ、郵便局は給与安いんです!
そして退職する3年後(当時25歳)の給与明細はこちら。
3年間で上がった基本給は僅か10,300円!
毎年3千円ちょっと上がった計算です。
とにかく基本給が安い。
基本給だと生活は結構きつい。
年に4ヶ月分はもらえるボーナスでなんとかつないでた感じ。
それでもボーナス入れて年収300万円以下。
10年選手の先輩の給与見ても、基本給は2万円くらいしか違わない。
これでは未来に希望は持てないわけですよ。
ではどうやって凌ぐのか。
『営業手当』に他なりません。
郵便局ではこれを『募集手当』、通称『ボテ』と呼んでました。
外回りの外務員は、特にこの募集手当なしには
いっぱしの給与になりませんでした。
聞くところによると、今は私が居た頃よりも歩合の割合が大きいとのこと。
ということはもっと営業成績稼がないと生活していけません。
現在のかんぽ生命の募集手当の仕組みとしては、
今入ってる保険をいったん解約をしてもらい
3ヶ月無保険状態を作ってから再度加入をするか、
もしくは加入後6ヶ月は元の契約を継続してもらい
その後解約という二重払いをしてもらうかをしないと、
加入前後の解約があるとこの募集手当が半減してしまいます。
恐らくは、お客さんのことを考えず
自分の募集手当のためにそういうことをしたのかと。
これは決して許される行為ではありません。
ですが、現場だけに責任を押しつけていいものなのかどうか。
先日のブログ(クリック)でも書きましたが、
・強烈なノルマの改善
・劣悪な商品の改善
・募集手当に依存しない給与体制
など全てを見直す必要があるのではと思います。
日本人にとって身近な金融機関であり、大事なインフラでもある郵便局。
これからも愛される存在となるためにも、改革を頑張ってほしいと願います。
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