借金(ローン)は悪者でしょうか?
それとも、賢い資金調達の方法でしょうか?
FP相談を受ける中で多いのが、
住宅ローンの返済についてです。
これから新規に借りようとする方、
借り換えの相談、繰り上げ返済の相談。
それぞれに提案する内容は異なりますが、
一環していることが一つあります。
それは、住宅ローンなら「なるべく現金使わず、長く借りろ」です。
理由はいくつかあります。
◆金利が安い(元の金利が高いなら借り換え推奨)
◆10年間、これから借りるなら13年間の住宅ローン控除(減税)制度がある
◆現金は他で運用して「利ざや」を稼ぐ
ということです。
金利は歴史上最低水準、こんなのタダで借りてるも同然の金利です。
しかも減税制度を使えば1%の税金が還ってきます。
これって、借入金利が1%未満なら、実質的に得するってことですからね!
これは「利ざや」という考え方になります。
住宅ローンを借りていて金利が0.5%だったとします。
借入残高が2,000万円なら、支払う利息は2,000万円の0.5%で10万円。
住宅ローン控除の計算は、借入残高の最大1%税金が安くなるので、
2,000万円の1%で20万円。
ほら、住宅ローン組んでる方が実質お得になる!
借りてるだけでこんなお得なのに、さらに手持ちの資金を
運用に回したらお金に働いてもらうことができます。
もし手持ちで500万円あって年間10%で運用することができたら、
500万円の10%で50万円のプラスです。
この500万円をローンの繰り上げ返済に回すことを考えると
確かに0.5%の借入金利は減らすことができます。
が、1%還ってくる減税制度使えない、50万円の運用益も取れない。
トータルで見ればいいことありません。
繰り上げ返済は、確かに見た目の借金は減りますが、
同時に現金も減らすので資産と負債の関係ではどっちも同じです。
この様に制度のことを知り、それぞれの金利の差を見て行いけば
本当はどうお金を振り分けると利益を最大化できるのかが分かります。
甲斐FP事務所では、こういった相談ごとをお受けしています。
ちなみに、悪い借金は生活のためにする借金や、
ギャンブル・ブランド品購入のためにする借金です。
それは一刻も早く止めましょう。
住宅ローンや繰り上げ返済等のFP相談は、初回は完全無料にて行っております。
ご依頼はこちらよりお願いします。
⇒ お問い合わせはこちら http://www.kai-fp.com/contact?click=1